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お気楽93号 裏オキラクページ

今週もようこそおいでくださいました\(~o~)/

少しづつ暖かくなったり、またちょっぴり冷え込んだりで、体調を崩したりしておりませんか、みなさま。インフルエンザもまたちょっと復活してきたようです。くれぐれもお気をつけくださいませ。

2月22日のお台場にある東京ビックサイトは、インフルエンザのウイルスを吹き飛ばすくらい、ものすごく熱かったのでございます。「燃え」と「萌え」が重なり合って、本当に、本当にアツかった!

ということで、本日はこちらをお楽しみください。


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■ひで、日本一お気楽なレポート

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世界最大の造形の祭典“ガレージキットの聖域(サンクチュアリ)”
Wonder Festival 2004[winter]


2004年2月22日(日)10:00〜17:00
東京国際展示場(東京ビックサイト)

主催:海洋堂

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みなさま、こんにちは。弟のひででございます。私、あのワンダーフェスティバル(ワンフェス)に生まれて初めて行ってまいりました。よって、今回はそのレポートをお届けいたします。

まず最初にお断りしておきます。この裏オキラクページを私が担当する場合は、「ひで、魂の〜」と銘打って、熱く、クドく、とりとめなく語るのが今までのパターンでございます。しかし、今回は「日本一お気楽な」と銘打っております。

それはなぜか?

答えは簡単。当日寝坊してしまったからです。

布団の中で目が開いたら、すでに正午でございました。「こりゃいかーん」と食事をしたり準備をしたりして、家を出たのが午後1時。東武線やゆりかもめに揺られて東京ビックサイトについたら、すでに午後3時でございました。ですから、ワンフェスを堪能したのは正味2時間くらい。いけませんねえ。開場前の東京ビックサイトは、こんな状態だったというのに。こちらの方の写真を見ていただいた方が、人で溢れかえっている様子がよくお分かりになるでしょうか。

こんな大変な思いをして、やっとこさ入場した方がたくさんいらっしゃったというのに、午後3時に入場した私が、「熱く」とか「魂の」なんてとても申せませんよね。ですから、今回はおとなしくおとなしくレポートしてみたいと思います。


★ワンダーフェスティバルとは?

「世界最大の造型の祭典」とうたっている通り、ワンフェスでメインとなっているのがガレージキットの即売会です。

ガレージキットとは、既製のプラモデルに飽き足らない人たちが、もっと完成度が高く美しいものを求めて、個人で作り上げた原型をシリコンで型取りし、レジンキャストというプラスチック樹脂を流し込んで複製品を作りあげたプラモデルのことです。世の中に登場しだしたのは、大体1980年ころでしょうか。工場のラインに乗せなければならないという宿命から逃れられない、工業製品としての既製のプラモデルと比べて、彫刻としての芸術性、原型師の作家性が非常に高いのがポイントです。ただその製法からメーカー製品と比べて、少量生産と製品の高額化が避けられないところでした。

メーカーが手を出さない(採算がとれない)製品も模型化されるという立ち回りのよさや、原型師がカリスマ化したことも手伝って、ガレージキット・シーンは急激な成長をとげ、今日では一般の模型店でも取り扱うようになりました。しかし、現在ではメーカーもとんでもなくマイナーなアイテムを商品化したり、ガレージキットで有名な原型師に商品のプロデュースをさせたり、ガレージキット自身も技術の向上により生産数の増加やコストダウンが可能になったりしているので、価格やクオリティの面で差がつきにくく、正直フツーの人たちには境界線が曖昧になっているのが現実です。

ガレージキット業界で最大の出世頭といえば、現在のワンフェスの主催である海洋堂であることは間違いないでしょう。フルタ製菓と組んだ「チョコエッグ」の成功で、ガレージキットや「食玩」というジャンルを一般に認知させたのは、シーンの活性化にものすごい貢献を果たしたと言えます。1980年ごろは大阪のこじんまりした模型店の一つに過ぎなかった海洋堂が、現在では東大卒の人たちが何人も入社するような企業になってしまうのですから、世の中は何が起こるかかわかりませんよね。

そもそも、プロもアマチュアもディーラーとして参加し、自分の入魂の一作を持ち寄って展示・販売し、自らの造形力を世の中に問うといった形で始まったのがワンダーフェスティバル。このイベントの画期的だったところは、「当日版権」というシステムです。ディーラーが売りたい物を主催者に申告し、主催者が各版権元にかけあうというこの仕組み。どんな小さなメーカーでも個人でも、ワンフェスの日だけは「オフィシャル」として、著作権問題をクリアして販売することができるのです。ここがコミックマーケットなどの同人誌即売会と違って、ワンフェスが高レベルを維持し、一般にも認知されるようになった最大のポイントです。ただ、当日版権の手続きは非常に面倒くさく、時間もかかるようです。

しかし、最近では「ライセンスニューウェーブ」という制度もでき、ワンフェスに理解のある版権元なら、写真審査なしでOKをもらえ、ますます当日版権が取りやすくなったようです。

最近では夏と冬の年間2回開催され、回を重ねるごとに参加者・入場者もだんだん膨れ上がっていったワンフェス。続いては、どんな風になっているかちょっと見てみましょう。


★現在のワンフェスはこうなっている

●ガレージキット即売会
やはりワンフェスのメインとなる部分。人気ディーラーの作品は開場後1時間で完売するのも珍しくないのだとか。ですから、目的のブツを手に入れるために前の晩から並ぶ人も出てくるわけですよね。これでいかに私がお気楽な態度でこのイベントに臨んだかが、みなさまお分かりになりましたかしら。

●ワンフェス限定品&先行販売
ワンフェスは個人やガレージキットメーカーだけではなく、大手のコナミなどの大手メーカーもブースを持っています。加えて食玩の一般化からグリコなどのお菓子メーカーの参加も最近は珍しくなくなりました。これらのメーカーのブースでは、市場販売に先駆けてワンフェスで新商品を先行販売したり、ワンフェス限定品を販売したりすることもあります。先行販売は後でも手に入れられますが、限定品はここでしか手に入りませんから、それはみなさま必死にもなりますわね。

●グッズ販売
ガレージキット以外にも、どこから手に入れたのかわからない絶版になっているプラモデル、外国のおもちゃ、UFOキャッチャーやガチャガチャなどのプライズもの、食玩のコンプリートされたBOXなど、いろんなものを売っています。プライズものや食玩は、集め損ねた人たちにとっては非常にありがたいと思います。中には宇宙食や日本刀の模造品を売っているディーラーもあるのだとか。まさになんでもありの状態になっています。

●イベント
ワンフェスではさまざまなイベントが各ブースで行われています。「プロが教える塗装講座」「カリスマ原型師のトークショー」などのガレージキットに関連の深いものから、「新作ゲームのプロモーション」「声優のサイン会」などのものまでさまざまです。私が行ったときでも、何の行列だろうと思ってのぞいてみたら、「プロが教える塗装講座」「声優のサイン会」のイベントでした。残念ながら私は知らない人だったのですけど。過去には「ミニ四駆大会」などもあったのだとか。

●コスプレ
この手のオタク色豊かなイベントに欠かせないのがコスチュームプレイ。コスプレはコミケ等でもおなじみですが、ワンフェスのコスプレの特徴は、「規制がない」「濃い」ということです。女性コスプレイヤーのみなさまも、「ワンフェスはイベントの性質上男性が多いので、どうしても男性の目を意識したものになってしまう」のだそうです。女性のセクシーなコスプレを見てみたいそこのあなた。迷わずワンフェスにGo!です。また、なつかしのロボットやなつかしのヒーローのコスプレ率が多いのも、年配のお客が多いワンフェスならではの特徴でしょうね。今回は、ビックサイトのトレーラーの搬入スペースがコスプレスペースになっていて、大勢のコスプレーヤーとカメラ小僧でにぎわっておりました。というか、にぎわいすぎておりました。スペースが狭かったんですかね。コスプレスペースだけではなく、会場のいたるところにコスプレをした人たちがねり歩いていますから、それだけでちょっとしたお祭り気分になって、思わずウキウキしてしまうかも。

●その他
ビックサイトの中には喫茶店もありますが、会場の中にギョーザ屋があったのはちょっとびっくりしました。至れり尽くせりですね。自販機の缶ジュースが定価だったのも密かに高ポイント。また、材料や工具のメーカーも出展・実演をしていたりしました。


■ワンフェス2004[冬]のポイント

今回のワンフェスは史上最高の出展数・入場者数だったとか。開場2時間前の午前8時から並んで、入場できたのが午前11時だったなんて話はもはや当たり前。12時過ぎても入場できない人も結構いたようです。私がついた午後3時には、入場券を買うとついてくるはずのパンフレットがすでに品切れでございました。そのかわり、2000円の入場料が半額の1000円になっていたのはラッキーというべきでしょうか。でも、パンフレットの代わりに渡された会場の地図が載っているチラシが、字が小さくて見にくいのなんの。これではどこに何があるか分かりません。やはり寝坊大敵でございました。

今回の最大のトピックスは、やはり『リセヴィネ』ですね。これは、コンビニで発売されるや否や瞬く間に売り切れて姿を消した『リカヴィネ』のワンフェス版の商品です。手がけたのは海洋堂で、もちろんワンフェス限定品。リカヴィネを手がけた大嶋優木が原型を手がけたセルフパロディ作品ということで、早くから世の中のオタクたちの注目を集めていたようです。このリセヴィネ、12時には早くも完売したのだとか。ものすごい人気ですね。ちなみに「リセ」はワンフェスオフィシャルキャラクターの「リセットちゃん」のこと。「ヴィネ」は「小さいジオラマ」という意味です。

大嶋優木は、amazonのランキングを長い間2位から6位まで独占し(ちなみに1位はあの『もえたん』)、日本の出版界を震撼させた『週刊わたしのおにいちゃん』に付属のフィギュアの原型師でもあります。いまや「わたおに」と言えば、『渡る世間は鬼ばかり』ではなく『週刊わたしのおにいちゃん』を指すことは、日本の常識の一つでもあります(リンク先のURLも要注目)。

わたしが会場に向かう際も、リセヴィネのカートンを抱えた人たちと何人もすれ違いましたよ。しかもこのリセヴィネ、最近のお約束としてシークレットが存在しており、その事実がまたいろんなところで波紋を呼んでいるようです。早速転売させられているし。

また、コミックとらのあなが販売した『Palm Scenery 魔界戦記ディスガイア フロン&エトナ限定セット』も瞬く間に売り切れたのだとか。この商品は、手に入れた出展者がそのまま自分のブースで売っていたということで、ちょっとした騒ぎになっているようです。どこの世界にも剛の者はいるものですね。


★ひでの初めてのワンフェス総評

さすがにキャラクターもののガレージキットがほとんどなので、アニメやゲームのキャラクターにある程度詳しくないと楽しめないかもしれません。ですが、出展者も入場者もみんな活気があって、その場にいるだけでみんなのエネルギーをもらえた気分になりました。一心不乱に目的のブースを目指す人、とにかく写真を取りまくる人、ゲットしたフィギュアを眺めてニヤニヤしている人、疲れ果てて通路に座り込んでいる人、そりゃあもういろんな人がおりました。

実は最初は「オタク臭むんむんのイベントじゃないだろうか」と思ってちょっと警戒していましたが、そんなこともなく、フツーの人も結構たくさんおりました。その点は安心でございます。でも、「人だかり&フラッシュだかり → 何だろうと思って近寄ってみる → みんなエロフィギュアを撮っている」というコンボが何回も炸裂していたのはちょっとだけ参りましたけど。

そして、こういうオタク関連のイベントなので、みなさんレポートが熱い。帰宅してネットをチェックしておりましたら、早速レポートが出てる出てる。みなさん仕事速すぎです。私もデジカメで何枚か写真を取りましたが、みんなは写真を100枚単位で撮って、アップしております。うわー、負けたぁ、やられたぁとうなってしまいました。周りの方は「ひでは濃いオタクだ」と思っているようですが、こちらの方やこちらの方やこちらの方に比べれば、全然たいしたことがないことがお分かりいただけると思います。

次回は8月29日(日)に開催が決定しているワンフェス。今度は、最初から行くぞー。そして、写真を300枚撮って、ここでアップするぞー。そして、いよいよコミケに参戦だー(えー)。


★参考リンク

■世界最大級造形の祭典!『ワンダーフェスティバル2004[冬]』開催!!

■「ワンダーフェスティバル2004【冬】」写真集掲載!

■ワンフェス写真集,さらに100枚以上を追加!

★おまけ:ひでが撮った写真だよ

画面汚しにしかなりませんが、どうぞご覧くださいませ。


ここでリセヴィネを売っておりました。いきなりボケ写真だし・・・。


こういうキャラは分かっても、


こういうキャラまでわからないと、ちょっと楽しめないかもしれません。


これが『わたおに』。増刊号も出る模様。



『わたおに』ラフ&設定。結構すごいことが書いてあった。


これはスゴイ。ポスターを完全立体化しています。『おねがい☆ティーチャー』ですね。


これもスゴイ。1/1フィギュア。
昔1/1綾波レイを出したところですね。
1/1レイは、今では50万円するとか。


スパロボ好きな私としては、これは見逃せないぜ。ダイゼンガーかっこいいなあ。


こっちもスパロボ関連。アルトアイゼン&ヴァイスリッター。かっこいいなあ。


『ハイジ』の食玩。こういうのがあると、やっぱり心が和みます。

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■今週の間違い大杉

ひでがお送りする、前回お気楽92号の素の間違いを自ら告白し、白日の元にさらけ出してしまうのがこのコーナーでございます。

今週もたくさんございます。雨が降ろうが槍が降ろうが、気温が高くなろうが低くなろうが、お気楽はお気楽だということでございますね。一生変わりませんな、こりゃ。

それでは、今週もお気楽の間抜けっぷりをお楽しみくださいませ。


>これを「めんちょう」というんだど、母に言われたりもいたしました。


素の間違いは「いうんだど」。正しくは「いうんだと」でございます。

いきなり訛ってしまいました。でも、うちの母は群馬の出身ですから、濁点がつく訛りにはならないはずなんですけどね。おかしいなあ。群馬訛りは「そうかぃ」ですよね。


>今回は、ちょっとしたこと何だけど、ユニークな小技をご紹介しちゃいます。

素の間違いは「何だけど」。正しくは「なんだけど」でございます。

「何だけど」と漢字にしてしまうと、疑問形になってしまいますね。これは紹介の文なので、ひらがな表記の方がいいわけでございます。


>「ケーブルを指す場所」を作ってしまえばいいのです。

素の間違いは「指す」。正しくは「挿す」でございます。

この間違い、もう三回目でございます。「二度あることは三度ある」の言葉どおり、本当にまた間違えてしまいました。お気楽スタッフの脳みその中の言葉辞書は、三歩歩くと忘れるニワトリ並みの機能しか持っていないってことですね、これは。


>もちろんケースの開きスペースがからんでくるので、

素の間違いは「開き」。正しくは「空き」でございます。

スペースをつくるわけですから、「ひらく」よりも「すく」の漢字を当てる方が正しいです。今ふと思ったんですが、「空きスペース」っていうのもちょっと変な日本語ですよね。だって「スペース=空間=あいている場所」っていうことですもんね。「白い白線」「頭痛が痛い」みたいな感じでしょうか。


>なんともとも切れのいい、そしてめでたい数字にふさわしく、

素の間違いは「なんともとも」。正しくは「なんとも」でございます。

50冊目本がこんなことになっていて、浩子先生はちょっぴり舞い上がっているようです。『パソコンLANの作り方』の女教師・浩子は、本当にスゴイ!何回見てもスゴイ!!まだチェックしていない方は、ぜひ書店で手にとってご覧くださいませ。


>2月14日というのは、聖武天皇が国分寺、国文尼寺の建立の詔を出したり、

素の間違いは「国文尼寺」。正しくは「国分尼寺」でございます。

単なる変換ミスです。それ以上はボケようがないくらい間抜けな間違いですね。


>おいしいおせんべいにめぐり合えたときの幸せ感は、何もにもかえられませんな。

素の間違いは「何もにも」。正しくは「何ものにも」でございます。

確かにおいしいおせんべいにめぐり合えたときの幸せ感は、「何も」にはかえられません。でも、個人的にはおいしいプリンを見つけたときの幸せ感と同じくらいだと思います。そういえば、最近おいしいプリンを食べていないなぁ。


>あなたはホントにい人だ\(^o^)/

素の間違いは「い人」。正しくは「いい人」でございます。

でも、「い人」って書いちゃう気持ちもわかります。「いじん」ってことですよね。こんなに長く、こんなに間違いの多いメルマガを毎週毎週読んでいただいている読者の方々一人一人が、まさに「偉人」だと思いますよ。いや、マジで。


いかがでしたか。今週は非常に美しい素の間違いでしめた所で、謝ってしまいます。

どうも申し訳ございませんでした。

みなさま、お気楽93号もお楽しみいただけたでしょうか。

今週もこのような素の間違いがいたるところの転がっているとは思いますが、こんなものなんかに負けないで、NGワードをバリバリと探してくださいませ。

ということで今週も、あなたのNGワードへのご応募、心からお待ち申し上げておりますね

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最後まで読んでいただいてありがとうござります。
今週もステキな1週間をお過ごしくださいませ(^o^)丿




 
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